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2021-05-30

弁護士に仕事を頼む際に重視すべきこと

こんにちは。齋藤です。

今回は、弁護士の目線から、弁護士を選ぶ際に重視すべき要素についてお話したいと思います。

法的なトラブルの解決を弁護士に依頼する場合、①弁護士に「相談」する、②弁護士に「依頼」する(委任契約を締結する)、という段階を経るのが通常です。

1 どの弁護士に相談するか

自社のWEBサイトを持つ弁護士が増え、また、弁護士ポータルサイトも林立しておりますので、弁護士にリーチすること自体は以前に比べて格段に容易になってきたものと思われます。

しかし、例えば「弁護士ドットコム」を見て頂いてもわかる通り、滋賀のような地方都市であっても、それなりの数の弁護士が事務所を構えており、それぞれの弁護士が、時には似たり寄ったりのPR文を記載していますので、そのような中でどの弁護士に相談すればよいのか、悩まれることも多いかと思います。

ただ、どの弁護士に相談するか、という点では、それほどナーバスになる必要はないかも知れません。

知人からの紹介で、あるいは法律事務所のWEBサイト、弁護士ポータルサイト等から弁護士に問い合わせ、とりあえず相談を受けてみればよいと思います。

2  心の底から「先生」と呼べる弁護士に依頼する

相談の段階では、相談してみてイマイチだと感じれば別の弁護士に相談すればやり直しがききますので、弁護士選びにそこまで神経を使わなくても良いと考えられますが、他方で、弁護士に仕事を依頼するとなるとそうはいきません。

離婚にせよ遺産相続にせよ刑事事件にせよ、頼んでみたがイマイチだった、では遅すぎます。

弁護士は依頼者の「代理人」であるため、その行為の結果は依頼者に帰属します。イマイチだったと思ってもやり直しはききません。

もし別の弁護士に頼んでいれば・・・と後悔が残るかもしれません。

もちろん、弁護士に頼んでもうまくいかないことなど山ほどあるわけですが、少なくとも、この弁護士イマイチだったな・・・という経験を避けられるに越したことはありません。

では、どのような観点から依頼する弁護士を選べばいいのでしょうか。

ここからは、あくまで、私ならこう考える、程度の話として読んで頂ければ幸いです。

私は、その弁護士を、心の底から「先生」と呼べるかどうか、という基準で考えてみてはどうかと思います。

↑↑↑「ヒカルの碁 完全版 8巻」からの引用です。

 

主人公・ヒカルのライバルの塔矢アキラが、プロ試験に合格するために指導してほしいと頼んだ越智に対して、「先生と呼んでもらおうか」、と言い放つシーンです。

ちなみに二人は同い年(この時中学2年?)です。

キリっとした表情で中学生とは思えない発言をするアキラくん、ギクッとする越智の表情は何度読み返してもシビれます。やはり「ヒカルの碁」時代の小畑先生の絵柄が私は一番好きです。

↑↑↑アキラくんの発言の真意は、「オマエ」と呼ぶ相手のアドバイスなど聴けないだろう、ということです。

アキラくんの説得力に負け、越智はアキラを「先生」と呼び、言葉遣いを改めます。

弁護士とクライアントの関係も、基本的には同じだと思います。

つまり、クライアントは、弁護士に法律について教わるからこそ、弁護士を「先生」と呼ぶわけで、「先生」のアドバイスに謙虚に、真摯に耳を傾けることが重要になります。

弁護士の助言や意見よりも、ネットで得たの知識のほうが信用できるというのであれば、そんな説得力のない弁護士に頼むべきではありません。

心から「先生」と呼べる人間、「先生」がそう言うんだからそうしたほうがいいのだろう、と思えるような人間に頼むべきだと思うのです(クライアントが無条件にそう思えるような弁護士は多くはないのかもしれませんが・・・)。

私は、弁護士一年目や二年目のころは、「先生」と呼ばれたくありませんでした(今でも今でも苦手ですが。)。

仕事のやり方すらわかっていない中で、人に教えられるわけもなく、そもそも、司法試験に受かっただけで、実務で通用するような知識があるわけでもないので、「先生」などとおこがましいと考えていたからです。

今になって思えば、それは逃げであり、甘えだったような気がします。

しっかりとした知識を身に付け、揺るぎない自信を持っていれば、「先生と呼んでもらおう」と言えるはずですし、そう言えるよう努力しなければなりません(塔矢アキラはその非凡さゆえに中学生でそう言えてしまうわけです。恥ずかしながら私はまだこの発言をする勇気は持てません・・・)。

そうしますと、先日亡くなった田村正和さんの「総理と呼ばないで」よろしく「先生と呼ばないで」と言っているようでは、弁護士としての覚悟が足りないと言わざるを得ないということになります。

なんだかとりとめもない話になってきてしまいましたのでまとめますと、弁護士は依頼者の「代理人」であるため、その行為の結果は依頼者に帰属することになるわけですから、「代理人」である弁護士選びは慎重になる必要があります。

そして、選び方にセオリーなどというものはありませんが、とりあえず、心から「先生」と呼べそうにない弁護士には依頼しないほうがいい、ということです。

 

結局どんな弁護士に頼めばいいんだよ・・・という感じですが、最終的にはフィーリングが合う人、というしかないのかもしれません・・・

しょうもない話になってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

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