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2021-07-16

扶桑工業(株)様 工場見学体験記

今般、滋賀県長浜市所在の扶桑工業株式会社様↓↓↓と法律顧問契約を締結させて頂くこととなりました。

 

同社のお仕事の把握のため、同社の工場を見学させて頂けることとなりましたので、今回は、その模様をお送りさせて頂きます。

 

一般論として、弁護士が企業と法律顧問契約を締結したとしても、必ずしもお仕事の状況を見せて頂けるというわけではないのですが、この度は、実際のモノづくりの現場に触れることで、弊事務所としてもより扶桑工業様のお仕事を理解できるのではないかとの扶桑工業様側のご厚意から、今回の工場見学が実現しました。

扶桑工業株式会社様には、この場を借りまして、改めて深く御礼申し上げます。

なお、本記事は同社様の承諾を得て掲載させて頂いております。

 

●会社概要

扶桑工業株式会社は、1962年創業の金属部品製造メーカーさんです。

ヤンマーやコマツ、パナソニック、川崎重工業といった大手企業に、さまざまな金属部品を納入しておられます。

 

「扶桑」(ふそう)とは、中国の伝説で東方の果てにある巨木を指す言葉で、その巨木の生えている土地を扶桑国といい、後世、扶桑・扶桑国は、中国における日本の異称となった、とのことです(ウィキペディア「扶桑」より引用)。

要は「日本」という意味なわけです。

「三菱ふそうトラック・バス株式会社」、太平洋戦争時の戦艦「扶桑」など、「扶桑」を冠する社名等が多いのはそういう理由だったんですね・・・ 恥ずかしながら初めて理解しました・・・

 

扶桑工業様のロゴ↓↓↓も、山中湖に映る富士山(私の勝手な想像ですので間違っていたら申し訳ございません)と、「日本」を象徴するものとなっております。

というわけで、扶桑工業様のオリジナルキャップをかぶって、出発いたします↓↓↓。

正直に申し上げて、こうした機械系の部品の製造工場を見学するのは中野も齋藤もはじめての経験ですので、しっかり勉強させて頂きたいと思います。

 

 

●長浜工場

まずは、長浜市大戌亥町の本社屋に隣接する長浜工場からスタートです。

長浜工場では、アルミダイキャスト製品の鋳造・加工、精密機械部品加工、油圧バルブ加工組立が行われております。

具体的には、カーエアコンやディーゼルエンジン、油圧機器、油圧バルブ等の部品が製造されています。

 

 

↑↑↑各作業工程の進捗状況、各従業員の努力目標等が数値化・見える化されています。

 

↑↑↑社内での検定試験等に使用される製作機械です。

 

 

↑↑↑

金網越しの写真でわかりにくいですが、機械工作ロボットが稼働しています。そのスムーズな動きには驚かされます。

↓↓↓

 

↓↓↓アルミダイキャストの製造工程の表です。工場見学者向けにこうした説明書きが至る所に置かれています。

 

↑↑↑実際の製品です。

写真では伝わりにくいですが、製品表面はミクロン単位で研磨されており、また、穴の中まで研磨されているため、何とも言えない凄みがあります。

 

↓↓↓こうして完成した製品が、1時間単位の出荷スケジュールで出荷されていきます。

 

↑↑↑

出荷ヤードに置かれた製品を、ヤンマーの社員さんがトラックに搬入していきます。

↓↓↓

 

↓↓↓長浜工場内に庭があって、社員の皆様の憩いの場となっています。

 

↓↓↓2000年の会社更生計画の認可・新生扶桑工業の操業開始を記念した滝、及び「新生扶桑」の記念碑です。

 

↓↓↓当事務所との法律顧問契約によって、Re:「新生扶桑」ということで、お役に立てるようしっかりと務めさせて頂きたいと思います。

 

↓↓↓社員食堂にてお安くお昼を食べられます。

 

●新庄工場

昼食後、長浜市新庄馬場町に所在する新庄工場を見学させて頂きました。

新庄工場では、精密な油圧バルブの部品を製作しています。

 

↑↑↑超巨大金魚がお出迎えしてくれます。

 

↓↓↓加工機械がびっしりと並んでいます。

 

↑↑↑

金属の棒を輪切りにして穴をあける機械です。

↓↓↓

 

↓↓↓「屋台」ごとに、取引先の各社のオーダーに応じてカスタマイズした部品を製作しているとのことです。

 

 

↓↓↓油圧バルブの完成部品の一つです。ミクロン単位の精度を誇ります。

小さい部品ですが、ずっしりとした重みの中に、扶桑工業様の技術・ノウハウ・経験等が凝縮されているように感じました。

製作する一つ一つの部品に、メーカーとしてのプライドが詰まっているように思え、技術大国ニッポンを支える中小企業の情熱に畏敬の念を覚えずにはいられませんでした。

 

 

●近江工場

最後は米原市内にある近江工場です。

近江工場では、パワーショベルのキャタピラーに使用される転輪を製造しています。

上記の新庄工場では、ミクロン単位の加工が施される極めて精密なバルブの部品であったのに対し、近江工場で製造しているのは、数十キログラム、場合によっては100キログラムにも達するという転輪です。

 

↑↑↑右手に見えるのが転輪です。

 

↑↑↑ここでも工業用ロボットが活躍しています。人間の手では持ち運びが難しい数十キロの部品を敏速に処理していきます。

 

↓↓↓ロボットが溶接までも行ってしまう時代です。

 

↓↓↓転輪に焼きを入れる工程です。

 

↓↓↓700℃に熱され、蛍光レッドになった転輪に強力な圧力で水をかけ、一気に冷却して焼きを入れます。

この機械の周りはかなりの熱気です。

 

 

↑↑↑高温に熱された転輪が次々と出てきます。

 

 

 

 

↓↓↓焼きが入ってこんな感じになります。

 

↓↓↓いずれの工場でも、床のキレイさに驚きます。

 

 

↑↑↑工場長自ら丁寧にご説明頂きました。

 

↓↓↓検品を経て出荷されます。

 

●おわりに

今回、扶桑工業様の各工場を見学させて頂き、技術大国ニッポンのモノづくりの現場を肌で感じ、あらためて、カイゼンのための絶えざる努力に感服した次第です。

アメリカのGAFA、中国のアリババやテンセントなど、グローバルなIT超大手企業の動向にどうしても目が向きがちになる中で、バーチャルなデジタル産業と対をなす、リアルなモノづくりのすごさは、世界と戦う上で日本に残された最後の強みというべきかもしれません。

この技術、この精度、この情熱は、まだまだ日本の武器であり続けることを確信しつつ、少子高齢化による人口減少が叫ばれるなかで、こうした企業の担い手の育成が極めて重要な意味を持つことを再認識いたしました。

扶桑工業様をはじめとする地域の企業のお役に立ち、ひいては近畿圏、そして日本社会のお役に立つ、それが、「弁護士をインフラに」を合言葉に掲げる当事務所の使命であることを胸に刻み、日々精進していく所存です。

扶桑工業様、この度は貴重な機会を頂き、誠にありがとうございました。

 

 

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