chatGPTは~と言ってますが、という相談

AI技術の進歩により、我々のようないわゆるホワイトカラーの業務のあり方がこれまでと大きく変化しつつあります。
職場に生成AIが導入され、仕事の中のさまざまなシチュエーションにおいてAIを使っている、という方も多いものと存じます。
そのようなご時世を反映して、法律相談の際に、タイトルのようにおっしゃる方も増えてきました(特に、相談者の意に沿わない見解を述べるた際に、タイトルのようにおっしゃられる方が増えました・・・)。
生成AIを使えば、弁護士に費用をかけずとも、法的な文書も作成できるのではないか、そう思うのも無理からぬところではあり、実際に、なんだかそれらしい文章を作成することは可能です。
しかし、少なくとも現時点では、生成AIが作成した文章は、訴訟実務に耐えるものでは全くありません。
出来てるじゃん、と思われるかもしれませんが、恐れながら、それは、違いを感じるための知識が不足しているからだと言わざるを得ません・・・(書道家が書いた書と、素人の小学生が筆で書いた字とを比べて、違いが判らない、とか言っているに近いものと言えるでしょう)
実際に弁護士が書いた文章と比較して頂くと、違いは分かっていただけるものと思われます(もちろん、5年後にはそれもどうなっているかはわかりませんが)。
結局のところ、現在、生成AI にできることは、学習データに基づいて、ある文脈に続く最適らしい言葉を統計的に導出し続けて文章を作成しているに過ぎないものです。
うまく整った、それゆえ一見正しそうに見える文章が出力されたとしても、正確さが担保されているわけではありません。
ですので、chatGPTの耳触りのよい文章を真に受けて、実際に弁護士に相談してみたら意に沿わないことを言われたとしても、タイトルのような言葉で弁護士に食ってかかっても仕方ないわけです・・・
なにより、特に法的な交渉というものは、経験知・実践知が占める割合がほとんどで、そうした情報をWEB上で拾ってくることができない以上、生成AIが交渉を有利に運んでくれるわけではないのです。
もちろん、法的な調べ物に生成AIを活用することに全く異論はありません。
ですが、生成AIの回答を信用して結論を出す前にもう一度立ち止まって考えてみてください。
人生が変わるかもしれないその結論を、生成AI任せにして大丈夫でしょうか。
まずは弁護士にご相談ください。












