【JR草津駅東口から徒歩2分】滋賀県の中小企業法務・労務などの企業法務から、離婚・相続など一般向け法務の解決への一歩を私たちがサポートします。
カテゴリー: その他
2021-11-30

Pixel6 ─Android勢弁護士の救世主 Pixel6弁護士業界最速レビュー

こんにちは。齋藤です。今回は、スマホの話です。

これまで、我々Android勢弁護士は、機種選びに毎回苦慮してきました。

中華スマホは、セキュリティ・経済安保的な観点からは使いづらく、サムスン製だとハイエンドはかなり高額。というわけでシャープ製のミドルレンジであるsenseシリーズを愛用していましたが、やはりスペックがもの足りない。ソニー製もハイエンドは高額かつ、他のソニー製品を使用することで価値が最大化されるきらいがあり、スマホ単品買いでは選択しづらい。

そんな中、Pixel6は、我々Android勢弁護士にとって最適な機種と言えそうです。

以下ではその理由を述べたいと思います。

コンピュータに疎い、しかしある程度のスペックが必要な弁護士という職業にぴったりのスペック

前提として、業務に使用するものである以上、経費支出の観点からは、オーバースペックであることは無意味であり、ちょうどよいスペック、ちょうどよい価格を追求すべきと考えられます。

ここで、弁護士にとってちょうどよいスペックとは何かを考える上で、弁護士が業務上スマホを使うのはどのような場面かを考えてみますと、当然ながらまずは通話。スケジュール管理アプリの利用、ブラウジング、証拠写真の撮影、などが考えられます。

そうしますと、ある程度のチップの性能とメモリの容量さえあれば、外出先でもサクサク検索でき、クラウドの業務用アプリなどが快適に動作するでしょうし、ある程度のカメラの性能さえあれば証拠写真として利用するには十分と言えるでしょう。

というわけで、こと業務に使用するに際しては、チップの性能とメモリの容量、カメラの性能だけにまずは気を配ればよく、また、これらはそこまでハイスペックなものは必要ではない、ということになります。

この点、Pixel6にはPixel6(無印)と、Pixel6proとが存在するところ、私は無印を選択すべきと考えます。

ザックリ言いますと、無印とproとでは、以下の点で異なります。これらの点の相違に41800円を出すかどうかを考える、ということになります。

① メモリの差

チップ自体は同じで、メモリ容量が8ギガと12ギガで異なります。この点は8ギガで十分と考えます。
ゲームをしないのでわかりませんが、メモリが12ギガ必要なゲームというのもそうないのでは、と思います。何より、そもそもスマホゲーを楽しむ時間的余裕のある弁護士というのも少ない(勝手な印象)気がしますので、12ギガはオーバースペックでしょう。

② カメラの差

無印は7倍まで。proは20倍、さらに光学4倍ズームが可能です。
さまざまな証拠写真を撮影する、という業務の観点からしますと、望遠で撮るというケースは想定しにくく、やはり無印で十分という結論に達しました。
光学4倍に至っては趣味の領域かと。

③ 外観の相違

無印はproに比べてベゼルが太く、proはエッジまでディスプレイがきています。
また、仕上げについてもproのほうが高級感があります。
この点、裸で使用するならともかく、結局ケースを装着して使用するのであれば、エッジディスプレイと平面とでそれほど違いはありません。以前エッジディスプレイ仕様の機種を使っていましたが、ケースを装着するとエッジ部分が隠れてしまっていました(ケースをエッジきわきわにしてしまうと落としたときに割れやすくなるものと思われます)。
背面の仕上げの違いについてもケースを装着すれば隠れてしまいますので大した意味はないかと。

proのディスプレイは無印よりもさらに縦に大きいです。
この点、無印でも十二分にデカい印象を受けます。デカすぎです。これ以上デカい必要はないでしょう。

④ リフレッシュレート

無印は90Hz、proは最大144Hzです。
レートが高いに越したことはないですが、普通の動画を見るくらいなら90Hzで十分です。やはりここもゲームする、しないの問題かと。

⑤ ミリ波対応の有無

proはミリ波対応です。しかし、この部分は全く考慮に入れる必要はないかと。地方在住の私などは特に。滋賀がミリ波に対応するのは何年後?早ければ2025年くらい?でしょうか。

まとめますと、

グーグル自社開発と銘打たれた「Tensor」チップと8ギガメモリという無印の組み合わせは、爆速というほどではないにせよ、十分速い、という印象を受けます。8ギガでもメモリ容量としては十分ですので、メモリが12ギガになったとしても速さはほぼ変わらないと思われます。
そうしますと、日常の業務での使用を念頭に置くなら無印で十分、ということになりそうです。

このような観点からPixel6を総括しますと、7万円台で日常使いにおいては11万円以上もするproと同等の性能が味わえる、高コスパハイエンドスマホ、と言えるのではないでしょうか。

文字起こし機能!

弁護士は、職業柄、録音した音源の文字起こしをすることがままあります。

録音を聞きながらワープロソフトに入力していくのですが、言うまでもなくなかなか根気のいる作業です。

ここで、Pixel6に搭載されている「レコーダー」の文字起こし機能を使用すると、なんと録音と同時にどんどん文字起こしがされていきます。

明瞭に録音されている場合だと、かなりの精度を発揮してくれるのですが、他方で、録音が明瞭でない場合や、人の声以外の音が含まれている場合には途端に精度が落ちてしまいます。

これさえあれば文字起こしを外注する必要が無い、などとは到底言い得ないレベルではありますが、他方で、費用や時間等の制約から自分で文字起こしをしなければならない、という場合に、録音を再生しつつPixel6のレコーダーアプリで音声を拾わせて文字起こしをさせれば、従来であればいちいち巻き戻して聞き直さなければならなかったところをPixel6に教えてもらえることがある、という程度には使えるレベルです。なかなか助かります。

Windowsとの親和性

Microsoft Wordやteamsの使用を半ば強要される弁護士業界においては、OSをWindowsとすることに一定のメリットがあります。
もちろんMacを使うのも勝手ですが、文字化け問題など些末な問題がポロポロ出てきてしまいます。

まして、今後、さらに訴訟のデジタル化が進行し、FAX等で紙媒体をやり取りすることがなくなるにつれ、こうした互換性問題はさらに重要なファクターになっていくような気がいたします。

MicrosoftとAppleとの間で、互換性の問題を完全にクリアしようという試みはなされにくいと考えられる以上(これをやってしまうと、お互いのPCの差はおよそデザインだけ、ということになる)、我々はどちらかの陣営に属することを強いられます。

そして、官公庁(特に裁判所)が現在Windowsを使用し、全面的にMacに切り替えるということが想定し得ない以上、私のようなPCに詳しくない弁護士はとりあえずWindows一択、ということはほぼ間違いないものと言えます。

そして、PCをWindowsに固定すると、スマホもおのずからAndroid一択となるのではないか、というのが私の見解です。

iPhone5の時代は正直PCのOSとスマホOSとにそこまでの親和性は求められていなかった気がします。PCとスマホの連携もいまひとつで、結局ケーブルを繋いでデータをやりとりしていましたので。

しかし、現在ではそうではありません。やはりiPhoneユーザーはMacを使ってこそiPhoneの性能を最大限に発揮できるのであり、iPhoneをを使用しつつPCはWindows、という多数派のユーザーは、残念ながらiPhoneのデザインやApple社というブランドに多くのお金を払っていると言わざるを得ないのではないでしょうか。
そうでありながら、なお大多数の弁護士が、Windowsを使いつつもスマホはなんとなくiPhone、という現状には、批判的検討の精神の欠落を感じざるを得ず、嘆かわしいとしか言いようもありません笑

というわけで、弁護士の皆様は、弁護士の資質のひとつともいわれる批判的精神を大いに発現して頂き、iPhoneからAndroidへの乗り換えを検討すべきだ、というのが私の意見です。乗り換えの際にはPixel6を検討してみられてはと存じます。

Jabra Evolve2 85 ヘッドセット レビュー | 滋賀県・草津市の弁護士|ミカン法律事務所 (mikanlaw.jp)

 

関連記事